常識を疑おう!マーケティングの4P分析って、不要じゃね?

こんにちは、フィエスタです。

4P分析
マーケティングの基本中の基本ですね。
よく、マーケティングの本の最初の方に出ています。

今日は、この4P分析について書いてみたいと思います。

 

正直なところ、よく思うんですが、

”これっている?”

 

 

大手企業の大規模ビジネスの場合は、必要なんでしょう。。。

ただ、一般的な、もう少しマーケットの小さなビジネスの場合、

あまり、そんな分析をしても意味なかったりします。
特に、起業家レベル、スタートアップレベルのビジネス規模だと。。。

 

で、その4P分析ですが、別名 マーケティングミックス

と言いまして、

product:商品
price:値段
place:場所(販路)
promotion:宣伝

と言う4つの考え方をミックスして考えましょう。と言うことですね。

なんで、4つをミックスしないといけないかと言うと、

簡単に言うと、一つ一つでビジネスを構築すると、うまく行きませんよ、と言うことです。

 

例えば、

商品さえよければ、ビジネスはうまくいくんだ!

って、言う人がたまにいます。

 

はい?? なんですかー?? って、感じですよね。

信じられないんだけど、
いまだにビジネスの現場では、
商品が良いと勝手に売れる。

と言う人がいるんですが、
いつの時代の人ですか?

って、ツッコミを入れたくて仕方がありません。

会社にもいるんですが、自分の仕事が一番大変、一番偉いと思ってる(笑)。

エンジニアは、技術が一番重要だ!って言うし。。。
でも、そうじゃないんですね。

商品が良くて物が売れる、と言うことではなくて、
商品が良いと、誰かが買った時に、口コミで広がったり、
リピートされやすくなる、と言うだけのことなんです。

商品が良い=売れる
ではないんですよね。

最初の1つを売れないと、話にならないんですよ。

そして、その後の、口コミやリピートが重要になってくるんですね。

 

4P分析の質が悪いと思う最大の理由

なぜ、この分析が悪いと思うのか?

それは、4Pの一つ一つは、それぞれ重要度が違うはずなのに、
全部一様に重要だ、重要そうに見えるってことです。

例を挙げると、

ものを売りたいのなら最も大事なのは、プロモーションです。

プロモーションがよければ極端な話、
粗悪品でも良品でも、ガンガン得ることができます。

もっと極端に言うと、”嘘”をついて、すごいいい商品だ!
と言う、プロモーションがうまくいけば、
とんでもなく売れることがあるってことなんです。(やっちゃいけませんよ、もちろん)

ただ、この場合、

粗悪品を数売っても、
信用が落ちて、
リピート率が低くなるので、
全体的にみたら利益は下がりますが、
売れるには、売れるんですよね。

で、です。

もし、4P分析に従って考えると、
Price(値段)とPromotion(プロモーション)は、別物として勉強しなければなりません。
事実として、多くのマーケティングの本には、これらは別の項目として書かれています

いやいやいや、
そうは言うけど、値段もプロモーションも超大事だよ!

そこは複合的に理解すれば良いじゃん!

値段もプロモーションに含まれるし、
場所もプロモーションに含まれる。

って、思うんですよ。

例えば、

女性向けのコートを売ることを考えます。

銀座三越で、40,000円で売る。

一方で、

インスタグラムの広告で30,000円で売ることもありますよね。

この違いわかりますかね?

銀座だと、場所代高いから広告費が高くなっていると考えて、値段も高い。

一方で、インスタだと、広告費を低く抑えられるので、値段も低くできると。

なので、

インスタグラムが場所になるんだろうけど、
その場所がプロモーションを兼ねているからこそ、
インスタは値段を低くすることが可能となる訳です。

つまり、宣伝を考えるからこそ、
場所を考える訳で、
別個に考えるのは、よろしくないじゃないですかー!(笑)

 

PRICEが超大事なのに、重要度が変わらない説明がダメ

値段って、さらに超大事なんですよね。

ビジネスの成否を決めるのは、値段の適切さって言っても過言ではないですよね。

薄利多売で商売をすると、死んでいきます。
それは、大手の商売に任せておけば良い訳です。
彼らは、大量の人を雇って、商売しているので、人が余ってます(笑)。

自分で起業するのであれば、
絶対に、”厚利小売”です。
基本、自分一人ですからね。。。

大量に売れば売るほど、
売れた商品に対するサポートが大変になっていきます。

その結果、サポートの時間だけ取られていくので、
他の商売の展開も大変になっていきます。

ですけど、高い商品を作れば一髪で利益が出て、サポートも少なくてすみます。

100万円の商品を1年間で3つ売れば、
それだけで暮らしていけます。

だから、値段って、超大事なんですね。

でも、4P分析ではそこを教えてくれないんだよねー。。。

ビジネス規模による値段の重要度みたいな視点では、書いてくれないんですね。

そもそも、教科書的な書籍の問題点って、そこにあると思います。
情報の重要度・優先度がわからないし、決まりません。

教科書は万人向けだから、
会社員向け、薄利多売向け、

なので、
どれも、並列に同じように重要と書いてあるんです。

 

ビジネスをよくする本質は”捨てる”ことです。優先度の振り分けですよ。

 

結局、4P分析を一様に考えるってことに無理があるんですね。

僕は、4P分析の大部分を捨てて、
コストパフォーマンスの良いところに一点集中して、
投資していくことで、ビジネスがうまくいくと思うんです。

マーケティングもいろいろあるけど、
大半は重要でないので必要ではないんです。

僕はマーケッターを名乗ってるんですが、
わからない単語はまだたくさんあるんです。。。(笑)

有名どころでは、SWOT分析とか、全然使わないですし。。
これも、重要と言われるマーケティング用語ですよね?

ビジネスを勉強する上で、
型を知ることは超大事なんですけど、
非常に重要度が低い分析手法なんかもたくさんあるんです。

それらを、一様に知っておくことが大事って風潮があるんですね、困ったことに。
学校みたいに、全部正しく知ってることが重要って。。。

それよりも、単価の高い商売をするにはどうすれば良いの?
そのために、どのようにプロモーションすれば良いの?
どこに広告を打てば、単価の高い商品を買う見込み客を集められるの?

こうやって、ゴール志向というか、何をすることが一番求められているのか?を考えるんです。

僕は、これこそが重要だと考えています。

でも、そんなことを言ってる人って、ほとんど見かけないんですよねー。。。

 

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